2008年10月7日火曜日

王朝が終る


今日、王貞治監督がユニフォームを脱いだ。

世界のホームラン王が、現場から去った。

現役時代は、ジャイアンツの黄金時代を担い、監督になってからは万年Bクラスの球団を常勝チームへと変化させた。さらに、WBCではイチローらMLB選手らを見事にまとめあげ、小さな島国日本を世界一へと導いた。

数々の栄光を駆け抜けてきた人の最後の試合は、皮肉にも、最終戦が最下位決定戦となってしまった。しかもその結果は、延長戦の末のサヨナラ負け。

首位奪回を謳いながら、最後は最下位で終るというなんとも切ない幕切れとなり、ひとつの時代の終りを物語っていた。



この試合の結果を知った時に、自分が感じたことは、王監督の心情ではなく、部下である選手たちの心情である。

城島、イチローなど数多くの一流選手が尊敬してやまない偉大なボスであり、素晴らしい人間性をもった人物の下で働く人間は、有終の美を飾るどころか、最下位というおまけまでつけて期待に添えなかった無念さはいくばくか…。イチロー曰く、「この人には、恥をかかせられない。」イチローをもってこう言わしめるようなもの凄い人なのである、王貞治は。

今シーズン、けがでシーズンの大半を棒に振った主力である小久保、斎藤(和)、川崎をはじめ、その他不本意な成績に終った松中らの悔しさは想像を絶する。男を漢にできなかった無念さを思うと、切なくさえなる。(ふと、体育祭のことを思い出した。)



王貞治、清原和博…二つの巨星が球場から姿を消し、また新たな時代がやってくる…。

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