クライマックスをシリーズを体験して
今年からセ・リーグにも導入されたプレイオフ制度「クライマックスシリーズ」
しかとこの目で確かめてきました。
結論から言えば、この制度導入は成功しているのではないかというのが、見て来た者としての見解であります。
その見解に至る主な理由は以下の四点です。
・"興行的においしい"
観客動員数を調べればわかることですが、レギュラーシーズンの動員数よりも多くの集客が見込めます。
事実、第一ステージの阪神×中日戦の第一戦では、38,000人を超え、今シーズン最多動員となったようです。
入場料に加え、会場内での飲食やグッズ販売も普段より好況のように見えました。さらに、遠方(今回は関西地区)からの観客数も増え、交通機関はその恩恵を受けたものと思われます。
また、ナゴヤドームの場合、隣接するイオンが午後11時まで営業しており、試合の前後の時間は顧客が急増する現象がみられるように、周辺地域への経済的効果の波及は大きいはずです。
・"普段にない盛り上がり"
現場にいった率直な感想はこれです。
ハンパない盛り上がりを見せます。
これは中日が勝ったということを差し引いても"盛り上がる"と断言できます。
いつもとは違う緊張感が観客を興奮状態に昇華させ、ちょっとしたトランス状態のような感覚になります。
終始劣勢だった阪神ファンの盛り上がりには目を見張るものがありました。
これは、短期決戦ならではのものだと思います。
一方、ドラゴンズは日本一という悲願に向けて異様な歓声の嵐でした。
もう、周りの人が皆仲間のような錯覚に陥り、点が入ったり、ピンチを切り抜けるたびにハイタッチ!
サッカー日韓ワールドカップの六本木ハイタッチを思い出させてくれました。
・"1位通過ではなくリーグ優勝"
勘違いしている人が少なくないのが、この点です。
リーグを制したのは巨人です。
たとえ、クライマックスシリーズを中日が制したしても巨人が優勝したということです。
「一位通過でクライマックスシリーズにいかなきゃ意味がない。」といったことをシーズン中よく耳にしましたが、リーグ優勝と一位通過は異なる概念です。
確かに、リーグを制したものが一位通過することは間違いないのですが、優勝は優勝として認められているということを忘れがちです。
アメリカのメジャースポーツもプレイオフ制度を古くから導入していますが、各ディビジョンを制することとプレイオフでリーグを制することは別枠のものとしてとらえていると思います。
「すっきりしない」と思う気持ちは自分自身にもありますが、これも慣れかなと思います。
ただし、自分が巨人ファンであったら、たぶんブーブー言ってるような気がします。
・"熾烈なAクラス争い"
今年に限っていえば、はっきりとAクラスとBクラスが別れてしまったため、その効果はあまり感じることはなかったが、実際3、4位が拮抗した場合、その争いは例年のそれとは全く異なるものになるだろう。
これは二年前のパ・リーグが良い前例となっていると言えるのではないでしょうか。最後に3位に滑り込んだ日本ハムの勢いは尋常じゃなかったと記憶しています。
財政的な理由で大枚をはたいてオールスターチームを作ることの難しいチームにもチャンスが巡ってくる事はそこまで悪いこととは私個人としては思えない。
万年Bクラスのカープがぺろんと日本一も夢ではないということになります。
格差社会を野球界から是正!なんてスローガンはどうでしょうか?
以上のような理由で、私はプレイオフ制度導入は成功であると考えています。
一野球ファンとして、少しでも長く野球が見られるのはうれしいことです。
「リーグ制覇→クライマックスシリーズ制覇→日本シリーズ制覇→アジア制覇」という完全勝利という大きな理想を掲げながら、それぞれの球団が切磋琢磨していく姿を楽しみたいと思います。
プロ野球がお金をもらって運営される以上、多少経営的な側面に偏重するのは仕方ないことであるし、それによってサービスを受ける側の満足度が上がれば、それで良いと思うわけです。
今回は私見をツラツラと書いてしまいましたが、
みなさんはどういう意見でしょうか?



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